ニーズの概略

概要:

ペプシコは、農作物の収穫量と品質を維持しながら、化学合成農薬への依存度を減らし、土壌の健全性を向上させるマイクロバイオーム技術を探しています。


背景・詳細:

窒素は作物の成長に欠かせない重要な要素であり、健全な土壌を作ることは持続可能な作物生産をサポートします。ペプシコは、ジャガイモ、オート麦、柑橘類、トウモロコシなどの作物において、収穫量と品質を維持しながら、化学合成農薬への依存度を減らし、土壌の健全性を向上させるマイクロバイオーム技術を探しています。

ペプシコは、主要作物に最適化されたマイクロバイオーム技術(バイオ肥料など)を特定しようとしており、この技術の採用は、ペプシコの生産者サプライチェーンを通じて推進されます。

具体的には、以下のことを実現することを目指します:

  • 選択したマイクロバイオーム技術をジャガイモ、オート麦、柑橘類またはトウモロコシの作物に適用した場合、以下の1つ以上に対応できるかを検証できること
    • 単位収穫量あたりに必要な人工窒素の量を削減する
    • 土壌の健康状態を改善する(土壌構造、水の浸透・保水力、土壌呼吸・活性炭素)
  • フィールドスケールでの技術の有効性を判断できること
  • 基幹作物の収穫量と品質に対する技術の影響を判断できること

技術要件:

<必須要件>

  • 類似の作物で実証された技術であること:例えば、オート麦やトウモロコシに適用できる他の小粒穀物、ジャガイモに適用できる根菜類、柑橘類に適用できる多年生の樹木作物など
  • 製品の作用機序の明確な説明と理解
  • 収量の向上、窒素の削減、土壌の健康状態に関するデータ
  • 概念実証(POC)がなされていること

<望ましい要件>

  • ジャガイモ、オーツ麦、柑橘類、トウモロコシで実証された技術
  • 規制の状況:製品がすでに使用登録されている国や地域のリスト、および別の地域に拡大するための制限の認知度
  • 大学などの研究機関などにおける研究を裏付ける独立した試験データ
  • 費用対効果分析:現行の製品や実践に対する費用中立または費用対効果

連携形態:

  • 共同研究・開発
  • ライセンス
  • 特許譲渡
  • 合弁事業
  • その他

技術成熟度(TRL):TRL5以上


*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

Pepsico について

ペプシコ社は、Pepsiだけでなく、QuakerやGatorade、Tropicana、Frito-Layなどのグローバルブランドを持つ世界をリードする食品・飲料メーカーの一つです。