ニーズの概略

概要:

ペプシコが、水中のアクリルアミドを効率よく分析でき、かつ費用対効果の高い方法を求めています。


背景・詳細:

アクリルアミドは水溶性の高い化合物であり、飲料水中のそのレベルは多くの地域で規制されています。飲料水に関するWHOのガイドラインでは、アクリルアミドに0.5ppbの制限が設定されています。

水中のアクリルアミドを分析する現在の方法は、費用と時間と労力を要し、水が使用のために分配された後になって初めて結果が出るという状態です。より速く、労力をかけず、かつ正確な、リアルタイムで結果を出すことができる分析方法が求めてられています。


技術要件:

<必須要件>

  • 定量下限が1桁台前半のppbであること
  • 初期費用と継続実施費用が最低限であること(現在の方法よりも大幅に安価であること)

<あれば望ましい要件(必須ではない)>

  • 定量下限=WHOの下限0.5ppb
  • 0.5ppbの精度
  • プラント担当者が簡単に使用できること(他の水質テストと同様)
  • テストの時間枠が最大15分以内であること
  • LIMSシステムと統合する機能
  • インライン測定機能
  • 環境にやさしい化学

連携形態:

  • 共同研究・開発
    ライセンス
    特許譲渡
    その他:様々な連携形態に対応可能ですが、概念実証(POC)が求められます。

技術成熟度(TRL):TRL5以上


*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

Pepsico について

ペプシコ社は、Pepsiだけでなく、QuakerやGatorade、Tropicana、Frito-Layなどのグローバルブランドを持つ世界をリードする食品・飲料メーカーの一つです。