ニーズの概略

小林製薬が、ドライアイになった眼に洗眼薬を処理し続けた場合の影響を評価できる動物モデルを求めています。特に、薬液を大量に使用する洗眼薬のドライアイに対する影響に強い興味がある研究者を探しています。


背景:

小林製薬は洗眼薬を製造・販売しており、新製品を継続的に開発すると共に、有効性や安全性についての啓発活動にも精力的に取り組んできました。例えばこれまでに、健常眼に対して適切に使用した際の影響を学会や学術論文上で報告しています。しかしながら遺伝子ノックアウト・組織摘出・薬物点眼・強制開眼など疑似的にドライアイ状態の動物モデルを作る方法が報告されている一方で、軽~中度のドライアイを模したモデルは見つけられておりません。

そこで洗眼薬の更なる可能性を検証するため、本分野の研究者の方々を対象として、軽~中度のドライアイになった眼に洗眼薬を処理し続けた場合の影響を評価できる動物モデルを求めることにしました。

求める技術:

  • In vivoで軽~中度のドライアイに薬液を大量に使用する洗眼薬を使用した場合の有効性や安全性を評価できる
    • 使用期間としては1ヶ月以上を想定している
    • Ex vivoでも評価できると望ましい
    • 涙液成分や涙液量の変化・角膜上皮への影響を評価できると望ましい
    • ゴブレット細胞・マイボーム腺への影響を評価できるとさらに望ましい
  • 現時点で評価系として確立されていれば望ましいが、コンセプトのみでも構わない
    • サンプルを評価する準備ができている、など
  • 評価技術の信頼性を示す証拠があれば望ましい
    • 査読付き学術論文で報告されている、または論文投稿のためのデータがある、など
  • 独自性がある
    • 一般に広く知られているものは対象外とする

対象とならない技術:

下記の技術は今回の募集の対象外とします。

  • In vitroやヒト臨床試験によって評価する技術

期待するパートナー:

例えば医学・薬学・分子生物学などに属する下記のような研究者からの提案に期待していますが、その限りではありません。

  • 薬液を大量に使用する洗眼薬のドライアイに対する影響に強い興味がある研究者

提案者の機会:

有望な提案者に対して以下の機会をご提供いたします。

  • 共同研究もしくは研究委託(1件当たり最大で300万円を想定しているが、内容によってはその限りではない)

技術成熟度レベル(TRL):TRL4以上


*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

小林製薬 について

小林製薬グループは「“あったらいいな”をカタチにする」というブランドスローガンのもと、お客さまの生活・健康上のお困りごとを解決し、快適な暮らしに貢献すべく新製品を作り続けてまいりました。現在その領域は医薬品のみならず、芳香/消臭剤・栄養補助食品・オーラルケア/スキンケア製品などの他カテゴリーに拡大し続けております。

そうした背景もあり、弊社も単独での技術開発の限界を認識し、大学や研究機関など社外組織との協業を積極的に活用、中長期での研究開発を進めてまいりました。 そして数年前より更なる研究開発力の強化や新規事業の創出を目的とし、組織的なオープンイノベーション活動に取り組み始めました。 弊社は日本国内には未だ有効活用されていない様々なシーズが眠っていると考えており、それらを長年弊社が培ってきた顧客目線に立った製品コンセプト開発と組み合わせることで、より価値のある製品を創出できると考えています。