ニーズの概略

背景:

シンガポール企業からの技術募集です。

近年、シンガポールにおいては、ストレスや慢性的疲労、ならびに認知機能の低下が社会的課題として注目されています。若年層では、不安感、不眠、集中力の低下といった精神的負荷が顕在化しており、高齢層では記憶力低下や認知機能障害のリスクが増加しています。2030年には、国民のの約4人に1人が65歳以上になると予測されており、認知機能の健康を日常生活の中で支援できる手段の重要性は今後さらに高まると考えられます。

現在、認知機能の維持を目的としたサプリメントの利用が一般的ですが、医薬品に近い印象を持たれやすく、より自然で日常的に摂取可能な食品形態への期待が高まっています。アジア太平洋地域では、消費者の約60%がメンタルウェルビーイングを健康の中核と捉えており、脳の健康を支援する食品・飲料市場は急速な成長を示しています。2030年には市場規模が約403.4億米ドルに達すると予測されており、学術研究成果を社会実装につなげる上で、大きな可能性を有する分野です。

本技術ニーズでは、認知機能の健康維持・向上に資する機能性成分に関する研究成果や、それらを食品・飲料へ応用するための基盤技術について、大学・研究機関からの技術シーズの提案を募集します。

技術要件:

以下のいずれか、または複数に該当する研究成果・技術を対象とします。

  • 集中力、記憶力、ストレス応答、精神的明瞭性等に対する効果が、ヒト試験または動物モデルにより示されている研究成果
  • 一般食品としての安全性が確認されている、または既存の食品成分を基盤とした機能性成分・素材
  • 既存の脳機能関連食品素材と比較して、作用機序、効果、応用方法等において新規性または優位性を有する研究成果
  • 機能性成分の安定化、食品・飲料への配合性向上、加工耐性向上等を可能にする独自の製剤技術・加工技術・評価技術
  • 将来的な共同研究、技術移転、ライセンス展開を見据えた研究段階(基礎~応用研究段階を含む)

以下に該当する内容は、本募集の対象外とします。

  • 大規模な製造設備投資や新規生産ラインの構築を前提とする技術
  • 食品としての摂取実績がなく、医薬品用途を主目的とする化合物や研究成果
  • 一般食品への応用に際して、厳格な医薬品規制が想定される成分・技術
  • 研究連携や技術移転の可能性を伴わない、単なる製品販売・仲介を目的とする提案
  • 既に広く利用されている汎用的な食品成分(例:魚油、朝鮮人参、カフェイン等)に限定された研究
  • カプセル化、粒径制御、コーティング等、一般的に確立されている基盤技術のみを対象とする提案

連携形態:

  • 共同研究・開発
  • ライセンス
  • 特許譲渡
  • 合弁事業
  • その他

技術成熟度(TRL):TRL4以上


*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

Japan Technology Group, Inc. について

このニーズはJTGが代理して募集しているニーズです。JTGは国際的な知的財産の活用を支援するコンサルティングファームです。グローバルビジネスで培った豊富な経験と高度な専門性に裏付けられたプロフェッショナルサービスの提供を通じて、海外での知的財産の活用と発明の事業化をサポートします。