UCSFのスタートアップ、感染症検査プラットフォームの商業化に向けてシリーズAで3500万ドルの資金を調達

カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)発のスタートアップ企業Delve Bio社が、感染症検査プラットフォームを市場に投入するため、シリーズAで3500万ドルの資金を確保しました。Delve Bio社は、メタゲノム次世代シーケンシング(mNGS)診断プラットフォームを開発し、患者サンプル中のすべての核酸を同時に調べ、細菌、真菌、寄生虫、ウイルスを特定します。このプラットフォームは、独自のソフトウェアを利用して大量の塩基配列を迅速に解析し、感染症の原因となる病原体を正確に特定するものです。

Delve Bio社は、同社の技術は、疑わしい病原体の限られた部分集合を検査する現在の方法を凌ぐものであり、しばしば入院期間の延長、不必要な処置、効果のない治療につながると主張しています。同社は、mNGSが決定的で偏りのない、実用的な感染症診断を提供すると確信しています。Delveは、宿主反応解析と抗菌薬耐性検出を統合することにより、感染症診断、発見、管理の精度と範囲を高めることを目指しています。

Delve Bioは、UCSFのイノベーション・ベンチャーの技術管理・推進室(OTMA)から立ち上げの支援を受けています。シリーズA資金調達ラウンドはパーセプティブ・ゾントジェニー・ベンチャー・ファンドII(PXVファンドII)が主導し、セクション32とGVが参加しました。この資金は、Delve BioがmNGSプラットフォームを商業化に向けてさらに発展させるために活用されます。PVXファンドIIのポートフォリオ・マネージャーであるクリス・ガラベディアンは、デルベ・バイオの創業者の学術的専門知識と経営陣の成功により、同社の将来に自信を示しました。

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ソース:Business Wire

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