ニーズの概略

概要:

ペプシコは、飲料製品群の様々な機能性(およびその他)成分のための新しいカプセル化技術を求めています。


背景・詳細:

消費者の健康意識の高まりにより、機能性飲料の需要が高まっています。しかし、多くの機能性成分は、低pH飲料において、製造時や保存期間中に課題(安定性、溶解性、味など)を抱えています。代表的な機能性成分は、植物性成分や天然色素など様々です。

ペプシコは、飲料製品群の様々な機能性(およびその他)成分のための新しいカプセル化技術を求めています。理想的には、様々な飲料製品群および成分で使用できる技術ですが、異なるシステム/成分で複数の技術を使用することも可能です。

スケールアップ、コスト、規制、多様な成分のプラットフォームとなり得るかどうかが鍵となりますが、商業的な実現可能性が高い技術を求めています。


技術要件:

<重要な評価基準>

複数の成分のためのカプセル化技術に興味があります;

  • 疎水性または油溶性成分
  • 親水性または水溶性成分

対象となる成分には、以下のようなものが含まれます(ただし、これらに限定されるものではありません)。

  • 植物性成分
  • アントシアニンのような天然着色料
  • ビタミン類

<必須条件>

  • 消費者にとって安全であり、毒性効果を理解するための安全性データを持っていること
  • カプセル化剤は、中性pHをトリガーとする酸性化された飲料中で安定である
  • カプセル化剤は、濃縮系でも希釈系でも安定である
  • 低pH(2.7-3.2)の飲料で6-9ヶ月間安定(光、熱に安定で、沈殿や相分離はない)
  • 熱処理後も安定(約200~205F、33秒)
  • 最終製品への官能的な影響が最小限または全くないこと
  • 最低6ヶ月の成分保存可能期間

<望ましい条件>

  • 賞味期限が長い成分(12ヶ月以上)
  • 消費者に優しいラベル(きつい名前でないこと)
  • カプセル化は少なくとも50%の基質負荷に対応できる
  • 最終飲料中に150-600ppmの基質を供給できること

<興味のないアプローチ>

  • ラボスケールでの実現可能性のみの研究用技術

連携形態:

  • ペプシコは様々な連携形態を受け入れています。

連携により利用できるリソース:

    • ペプシコの専門知識へのアクセス -材料科学、パッケージング、新製品を大規模に市場に投入することに深い経験を持つ、ペプシコの科学者やエンジニアのチームと直接連携することができる
    • 資金調達 – 提案によりますが、通常、概念実証プロジェクトで25,000ドルから100,000ドルの範囲で、1年から3年の継続的な資金調達の可能性がある
    • 専門知識 – 飲料分野での深い経験を持つSMEと直接仕事ができる

技術成熟度(TRL):TRL6以上


*上記掲載内容は、ジャパン・テクノロジー・グループ(JTG)が各ニーズの概要や要点を、独自に整理、要約、および翻訳(海外ニーズの場合)した上で提供しているものです。

Pepsico について

ペプシコ社は、Pepsiだけでなく、QuakerやGatorade、Tropicana、Frito-Layなどのグローバルブランドを持つ世界をリードする食品・飲料メーカーの一つです。