ニーズの概略

グローバルに事業展開する大手製薬メーカーが、日本を含むアジア・オセアニア地域におい て「がん免疫」領域の初期段階にある研究を探しています。協業の可能性として、研究段階 に応じて共同研究/開発、知財などのアセットのライセンスが考えられます。


求めている研究分野の例(必ずしもこの例に合致しなくても構いません):

1. 固形がん及び血液がんの治療

固形がんと血液がん治療において、既存の治療法を凌ぐ高度にイノベーティブなアプロー チを求めています。アプローチには、新規の低分子薬剤(ペイロード)や次世代のT細胞 エンゲージ、CARTs(CAR-modified T cells)が含まれます。依頼元企業が自社で臨床的 に先例のあるターゲットを活用することで、これらの新規プラットフォームの取扱やすさや分化能、さらに追加のがんの兆候への拡張の適正を評価したいと考えています。

2. 低免疫原性腫瘍から高免疫原性腫瘍に変異させる微小環境

第一世代の免疫チェックポイント阻害剤は、黒色腫(melanoma)や非小細胞肺がん (NSCLC)を含む高変異性体をサブタイプとする免疫原生腫瘍に対する顕著な有効性と、腫瘍浸潤性リンパ球(TILs)の存在を実証しました。PD-1(Programmed Death-1) に対する著しい非反応性がある物質が存在し、且つその物質は低免疫原生腫瘍(cold tumor)と呼ばれているTILsの発現の低減と相関関係を持つことから、この企業は、A)低免疫原性腫瘍から高免疫原生腫瘍に変異させる可能性のある先天性免疫細胞へのアプローチ、B)既存のIgGベースの免疫チェックポイント治療法と差別化できる可能性がある次世 代の免疫チェックポイントモジュレーターに関わる研究に興味を持っています。


対象となる研究段階:

  • 新薬候補の特定
  • 新治療法の概念検証
  • 臨床サンプル収集などの基礎研究は含まない

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keywords1: cancer immuno-therapy,anticancer immunity,immune checkpoint,metabolic immuno- oncology,cancer vaccination,adoptive cell therapy,immuno-oncology
keywords2: 共同研究,ライセンス
language : -JP/EN
infocode : m02y12cB30r01
N-number : 12_I25

Japan Technology Group について

このニーズはJTGが代理募集しているニーズです。JTGは国際的な知的財産の活用を支援するコンサルティングファームです。グローバルビジネスで培った豊富な経験と高度な専門性に裏付けられたプロフェッショナルサービスの提供を通じて、海外での知的財産の活用と発明の事業化をサポートします。